4/9 ミラノサローネ本会場、ブース探訪

サローネで気になったのは、3点。
1.ファッション(ラグジュアリー)ブランドとのコラボ、参入
2.既存の人気アイテムの多色展開
3.欲しくなるようなトートバッグの配布

今年の初めて来たので、この傾向が全てとは言えませんが、何か大きな変化はきています。

会場の外壁の鮮やかな赤。

ローフィエラ会場での気になったブースを紹介します。
(このブログは、かわいい、おしゃれという言葉が全く出てきません。ご理解頂いた上で読み進めて頂ければ幸いです。)

◆kartell
プラスティック製の透明なチェアが有名。デザイナーの選び、製品、技術、どれも抜群。会長であるクラウディオ・ルーティ氏は、サローネを開催するCOSMITの代表でもある。力(パワー)、デザイン、政治、全てを手に入れつつ、次はどんなアイテムを作るのか。目を離せません。デザインの最前線はおもしろいです。

全景。金ピカ。圧巻。金ピカのスタルクのMasters(メタリック塗装?)もありました。
新作、エミリオ・プッチのテキスタイルを使ったチェア。軽やかなチェア+味の濃い座面というコントラスト。
http://www.kartell.com/experience/en/madame-world-of-emilio-pucci-edition-2/
今年は「プッチ」なこのチェアですが、2012年はROCKをテーマに制作。デザインはレニー・クラビッツが立ち上げたデザイン企業。
http://www.kartell.com/experience/en/special-project/kartell-goes-rock/

プラスティックは軽くて、圧迫感が無い。レストラン、カフェなどのスペースで良さそう。内装のおもしろ部分を邪魔せず、ラグジュアリー感を足すことができそう。


◆vitra
ジラルド特集の展示、イームズのアルミニウムチェアの超多色展開。頂いたカタログとジラルドのトートバッグ。新作でメッシュ生地のソファがあり、ものすごくいい!と思った次第です。アジア、南半球のマーケットも意識してる感じがします。表向きには完全に欧米向きですが。


私の予測ですが、vitraはメーカーいうより、メーカー&商社のような気がします。あらゆる名作、素晴らしいアイテムの流通をしようとしているのでは?そこで、artekとの♥の関係に注目です。♥から結ばれることになるのか?(パントンのように)♥は増えることはあるのか?という疑問もあります。デザイン博物館などの活動も注目すべきです。
デザインは「見た目と機能」という目で見える部分と、権利ビジネスという「見えない側面」もあります。

kartellとvitraに関しては、とても大きく、他のインテリアブランドが到達できないビジネスに到達している気がします。
お互いにスタイルは、全く違いますが。
(このようなブランド、ほかにもありますか?気になります)

休憩。炭酸水のボトルは丸い形。チョコが入ったクロワッサンは、上にチョコがまぶしてある。食べ物のルールがわかってくる。ただ、クロワッサンでもマーマレード入り、ジャム入り、プレーンを見た目だけで見分けるのは、ほとんど無理。


あと、素晴らしかったブースをご紹介。

◆Cpppellini
http://cappellini.it/it/news/8-aprile-2014-cap-town-e-gli-altri-concept-cappellini-gli-allestimenti-salone-2014-0
大ブースの中に、色の統一された小部屋が円形に配置されている。すべてがコントロールされている。すごい。

◆DIESEL
http://www.diesel.co.jp/homecollection/#top
アパレルブランドとして有名。チェア、ソファはミッドセンチュリーのいいとこ取り+今っぽさ。ファブリックの柄は、甘くも、ラグジュアリーでもない、ROCKな感じでした。泥臭くない方のROCK。男が大好きな世界感。ここ数年のインテリアブランドとのコラボレーションが実り、今回はDIESELとして初出展。作ってるものほとんど好みでした。家に欲しいものいくつもあった。

◆Iittalla
https://www.iittala.com/home
ガラスの食器で有名なフィンランドのブランド。フラワーベースやガラスの照明などインテリアもある。展示がドラマチックで素晴らしかった。2面のL字の壁は真っ黒で過去の名作が年代表記とともに幾つか展示されている。L字の空間部分に当たる場所には、真っ白なボートが置かれている(実寸)。そのボートの上にインテリア向きアイテム(新作も?)が展示。新作アイテムの舟出といったところ。ストーリー(歴史)を大切にするブランドだという事がよくわかる。


他、ラグジュアリーブランドから、ミッソーニ、FENDI、VERSACEブースの豪華さもチェック。圧倒的に統一された世界感があり、一見の価値ありでした。ホテル、ゲストルームなどスペシャルな空間では重宝されそうです。


カール・ハンセン&サンのチェアでは、張地にポール・スミスのストライプ生地がありました。


夕方くらいから、段差のないところでつまずく人が続出。歩き過ぎて疲れてる人達です。

疲れた時にこそ発見。
私の場合、疲れると何かと省略したくなるので、ブースを見た時にラインナップを見てブランドの傾向を掴んで、気になったらアイテムをゆっくり見るという「森を見てから、木を見る」作戦ができるようになりました。

名付けるなら「森見て、木を見る作戦」。

この他に、ピンチに遭遇したらまず、落ち着く「Don't Panic作戦」、急いでマイナスを補おうとしない「深追い禁止作戦」を常に頭の片隅に置いてます。トラブル嫌なので。

閉館間際までブースを見て回り、クッタクタで電車に。ホームはこんな色だったのか。

とにかく街に戻ろう。電車は混んでいた。

[つづく]




■ミラノサローネとマーブル探しの旅

4/9 ミラノサローネ本会場、ブース探訪
4/9 ミラノ市内 夕食 終電逃して夜散歩
4/10 ミラノ市内 巨大教会ドゥオーモ付近と美術館
4/10 ミラノ市内でサローネ展示を探して
4/11 フィレンツェ マーブル紙を探して
4/12 フィレンツェ マーブル紙を探して&教会へ
4/12 フィレンツェ→ミラノ
4/13 ミラノ→東京

text by  Marble Science & Arts 小林