ガラスに描かれた植物(1890年頃から2015年まで)

西荻窪から電車で3時間くらい。長野県の諏訪へ。 

下諏訪駅から歩いて15分ほど、諏訪湖畔に北澤美術館はあります。

北澤美術館での山崎葉さんの展示を見に行きました。

山崎葉さんの作品は、植物が生き生きしているのが特徴です。植物描写がとにかく精緻で見飽きることがないです。
グラスサイズの作品は置いて見ても良いし、手に持って近くで見た時にも発見があります。
今回の展示ならではの大きな作品!もあります。
うさぎ、カエルの作品もあり!(フライヤー裏面の写真にご注目を!)


山﨑葉さんにはマーブル柄のグラスをMarble Science&Artsの初展示の時に作って頂いたり、昨年は仙台・広島三越で二人展をご一緒させてもらったりと、お世話になっております。(写真は諏訪湖)

北澤美術館は、ガラス作品をテーマにした美術館で、約100年前のガレ、ラリック作品もたくさん見れました。本国フランスでは国宝級の作品が山ほどあります。
植木の形にも、美に対する信念が感じられます。

ガイドの方にガレ、ラリックについていろいろ教えてもらいました。おもしろかった。
北澤美術館の創始者がフランスでガラス作品を集めていた当時(1970年代?)は、ガレ、ラリックは過去の人で、フランスではさほど人気がなかった事。その後、コレクターが全貌を解き明かした頃に人気が出た事。
ラリック社には「お針子から貴族まで」というコンセプトがあったそう。普段使いのアクセサリーから、超絶技巧の高級インテリアも作っていたこと。

浮世絵など日本の影響が大きかったこと。ジャポニスム。
おそらく、
作品を庶民向けに作ろうとした時に今までのような、神話、宗教、権力的な作品テーマではまったくフィットしない。
そんな時にパリ万博(1900年)で見た日本作品のテーマ(植物、小さなもの、風、アミニズム、儚いもの)がぴったりハマった気がします。
そういえば、もともと浮世絵は庶民向けに作られたものでした。
1910年代の作品もあり、まさにダウントン・アビーの1stシーズンの時代でもあります。
タイタニック沈没(1912)、第一次世界大戦直前、電気の時代が始まる(照明がロウソク→電球に)。激動の時代です。
歴史の勉強にもなり、ちょうどいい運動と、気分もリフレッシュしました。

夏休みの旅行にもおすすめ。諏訪は温泉も有名です。

その後、諏訪大社を回った話は、また次回に。

山崎葉ガラス展 ―花謳う―
会場:北澤美術館 1F 多目的ギャラリー
開催日程:2015年7月22日(水)~2015年8月23日(日)
http://kitazawamuseum.kitz.co.jp/exhibition/exhibition_15.html

マーブル サイエンス&アーツ 小林